春の頃 [自然]
白点病で水槽崩壊 [水槽]
サーバーダウンで書き込んでいたものが消えてしまいました。気を取り直して再度書きます。
危機というもののはじまりは極普通の顔をしている。仕事でも緊急事態という事に気づく事ができるのはかなり後になってからという事が多い。白点病の始まりもそうだった。 先週のマキュラータの写真をよく見るとすでに発症しています。
スリム水槽と本水槽両方で罹患してしまいました。ひどい状態になったのは月曜日です。ポポンデッタが白点で覆われてしまいました。繊毛虫類を持ち込んでしまったのでしょう。これは結構やっかいです。以前にも数回経験があります。鷹の爪が効くという話がFAQUA時代にありましたので試してみましたが、スリム水槽はそれなりに回復が早く効果があったようにもおもいます。でも、本水槽はダメージが大きく、ラミレジィーのペア、グリーン・ネオン、ブラックネオン、プリステラ、クラウンローチ、が全滅、ラミノーズとマキュラータが一部に被害がでました。数でいえば50~60匹程です。生き残っているのはラスボラ、カージナルテトラ、ラミノーズテトラ、コリドラス、オトシンクルス、プレコ、グッピーです。スリム水槽はポポンデッタ5匹の被害でした。
水温を上げて、白点病の繊毛虫のライフサイクルを早めて魚にとりついている親を早く離れるように促進するのと同時に鷹の爪の成分により仔虫を殺すというのが戦略なんですが、1%の塩やグリーンFクリアー(水草にやさしい)という治療薬の方がより確実かもしれません。塩で水草を枯らしたくないのと平日で薬の入手ができにくくて、スーパにある鷹の爪にしましたが、本水槽の被害は深刻でした。殆ど効果は感じられませんでした。
鷹の爪をティーパックに詰めて水槽に垂らしています。この辛みの成分であるカプサイシンが効果があるのでしょうが、科学的には実証されているとは言えませんので お勧めはしません。
昨日、今日と本水槽は大量換水と水草を減らして汚れや仔虫 を吸い上げですてるようにしました。
常に観察を怠らない事と、発生している問題に対する対応が事態が悪化するにしたがって後追いで強化するより、最初から最悪の事態を想定した対応を考えておく必要がある事を身を持って痛感しました。そんな中ですが、換水の時にホースの排水側にタライを置いて一旦タライに水を貯めてオーバーフローさせて水だけベランダの排水溝に流しています。そのタライに水槽から吸い上げた砂や苔が残っています。その中にエビの幼生が数十匹いました。一ミリ程度の小ささですが、しっかりエビの形をしてあわただしく動いています。水槽で新しい生命が誕生するのはやはりうれしい事です。自分の管理ミスで起きてしまった悲しい出来事の中での小さな救いでした。