2014年が始まりました [風景]
去年はいろんな事がありました。多分今年もまたいろんな事があります。世の中は戦後の自虐史から、少し正常な見方へ変化しているように思います。
つまらない日々がどれほどの幸せだったのかを思い知りました。何もない日々は極上の日々です。その日常から妻は余命を長くて2ヵ月と宣告され非日常の日々が始まりました。
特に仲がいい夫婦でもなかったのですが、苦しみの中にいる妻の横で、ただ、何もできない自分がいて 病院へ通う。その繰り返しでした。12月19日 骨髄移植が終わり、最悪の2週間を生き延びました。迎えられるかどうかわからなかった妻は誕生日を迎えた。新しい年を一緒に迎える事がこれ程にまぶしい事に感じられたのは初めて。
フィラデルフィア染色体陽性なので再発の可能性は高いのですが、とりあえず少し長い時間の単位で先の事を考える事ができるようになりました。いくつもの不具合が今後も継続しますが完治を目指して希望を持つことができるようになりました。
日本という国では、こんな病気になって非常に高額の医療費がかかる時でも、保険で高度の医療を受けることが出来ます。普通に仕事して普通に暮らしている中で、困ったときに救いの手がきんと準備されていました。この国ってとても素晴らしいと思いました。 そして医療現場の皆さんの献身的な仕事への姿勢は頭が下がります。本当にプロです。医者、看護師、だけでなく院内のすべてのスタッフがプロです。仕事の質の高さを感じました。
今年はまたカメラを持って出かけようと思います。職場の若い娘達と約束したオリジナルカレンダー一年遅れですが作りたいと思います。
非日常がまた日常に戻ってきました。
カメラを持って直ぐの頃はこんな朝早くから写真をとっていましたね。もう、早起きは辛くない年頃ですが、寒いのは苦手です。
やはり、春は節分草から始まりますね。 今回は倉庫からの持ち出し写真ですが次は撮りおろしで・・・