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カンジンさんについて考える [雑想]

カンジンさんってなんだったんだろうか?とふと思う事があり調べてみました。熊本の五木の子守歌に、「おどみゃカンジンカンジンあんひとたちゃよか衆」という一説があります。子供の頃祖母は乞食の事をカンジンさんと言っていました。ただ、熊本では標準語ではカでもクァと発音するものがあります。家事はカジですが、火事はクァジです。ですのでカンジンではなくクァンジンという発音でした。韓人とか漢人と勘違いしそうですが、昔の人は韓人や漢人という呼び方はしませんでした。単純にカンジンは漢字にすると勧進、肝心、肝腎の三つです。
肝腎や肝心は「とても大切な事」で今更しらべなくてもわかります。勧進をググってみました。

浄財の寄付を求めるお坊さんを勧進と呼んでいたそうです。成程納得です。そこから物乞いをする人を体の良い言い方をしたと考えるのが自然ですね。単なる乞食ではなく浄財の寄付を求める僧侶であれば「さん」がついても納得です。派生的に物乞いやみすぼらしい格好をした人をそう言ったのだと思います。

 

 


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