SSブログ

原点に立って [風景]

嫁さんの白血病から2年が経過しました。初めて経験する事ばかりでしたが、とりあえず嫁さんは生き延びています。混合型白血病というリンパ性と骨髄性の両方の性質を持ち症例も多くない病気と説明されました。フィラデルフィア染色体もあり予後が悪いそうです。

骨髄移植までの日々が一番気持ちが暗かった事を覚えています。でも最大の危機は移植後のGV(拒絶反応)でした。移植から半年近くはかなり危険な状態だと後で知りました。退院から1年後の検診で、今だから言えるけど、あの時はどうなるか先が見えなかったと、主治医の女医さんから教えてもらった。ドナーになっていただいた方や医師、病院スタッフ等多くの皆様のお蔭で今日があると思っています。同時に当人の生きたいという思いと、丈夫な体に産んでもらった事もlここまで来れた大きな要素だったと思います。まだ再発の危険性があり、免疫抑制剤やステロイドを飲みづづけていて味覚も戻っていません。食事や行動に大きな制限もあります。体重も10kg以上減ったままです。それでも、発症時に余命三週間と言われ、生存率50%の移植をおこない、今日を生きいてるのは大きな感謝です。

自分自身の生活もすっかり元に戻りました。少し今回の件で学んだ事があるとすれば今出来る事は今やっておこうと思います。成果より後悔しない事、やるだけやってみようと思うようになりました。そう、出来なくなる日は必ず来ます。

_DSC6893.jpg 

ここが私の生まれた場所です。左側の木の下に生家がありました。
川は随分と汚れて今は蛍もいなくなっていますが、空の碧さは昔のままです。
八百万の神の国に生まれた事に感謝です。古代の人々もこの綺麗で豊かで同時に自然災害の多い国で常に明日を向いて生きていたのかなと思います。

_DSC6911.jpg

 東に鞍岳山と北に八方ケ岳を見てこの川で毎日魚釣りや川遊びをしました。大雨で増水して小学校へ夜中に避難したこともあります。今年の8月には今は無くなってしまった小学校の同窓会です。還暦を過ぎて初めての集まりです。一巡してまた原点からの始まりになります。仕事は先が見えませんが、頑張り続けるしかないようです。

フジTVデモに参加してからマスコミの偏向を知り、戦後の自虐史と日本の伝統や正しい歴史がゆがめられた事がわかるようになってきました。今は日本の古代史を読みあさっています。日本という国は本当に興味深い国です。その文化や伝統、宗教を大切にしてきたいものです。


nice!(19)  コメント(2) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。