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1月のドラマPartⅡ [ドラマ]

映画「アマルフィー」
戸田 恵梨香の「チッ」が見れた。SPECの片鱗を感じた。
やはりこの女優は面白い。この娘が黒田といいバランスになっている。
このキャラはやはり戸田恵梨香だろう。もう少し「チッ」がいっぱいあれば
よかったのに・・
ミステリーとしての出来はいいと思う。無理も少ないし謎解きも
楽しめた。外相がターゲットになる事は最初から暗示するものが
あったが、子供の誘拐とどうつなぐのか楽しみだった。
うまくつながったと思う。
会話だけでなく、表情や目線での表現もそこそこあった。
きっちりと伏線を暗示するカメラワークもあり、取り残される事も
なかったし、余計な言葉での説明もいらなかった。

なによりもテロの犯人を悪者にして人を殺すというシーンが
なかったのは一番だった。やはり、人の命は大切にして欲しいし
簡単に人を殺すシーンは入れて欲しくない。

邦人の命を守るのが外交官の務めっていう黒田がかっこよかった。
テロ対策室のエージェントという非情なプロの一面と、ちょっと
人のいいおじさん部分があって馴染めた。主人公が賢い方が
見てて面白いと思う。ただ、コミカルさがない、その分を戸田恵梨香
がコミカルさの不足分を補っている。

天海祐希が泣き崩れて黒田が肩を抱くシーンも、父親が泣きじゃくる
子供をあやす様な印象をうまくかもしだしている。あのシーンで男女に
発展させないのは良識だとおもう。

最後に天海が日本で会いたいと言った時に、黒田が日本に帰らない
と返事した。「そうくると思った」という天海の反応にほっとする
ものがある。互いに大人だからね。そんなでしょう。
天海は強いというイメージがBOSSで付いてしまったので、
妙に弱いキャラで描かれるので少し物足りなさを感じていたが
最後のこの一言で本来の天海の強さ感じさせてくれた。
中井 貴一が黒田の上司として電話で指示を伝えていたが
ドラマでは登場していたのは中井貴一ではなかったような・・・

外交官の打ち合わせが会社っぽくてリアルに感じた。
評価は☆3.5かな。

 

「外交官 黒田康作」
映画で言っていた、ボリビアからサンフランシスコという
流れを踏襲している。
電話で指示を出す上司が片岡(中井貴一)から
安藤に変わった事も説明されている。

大垣役の柴崎コウのキャラがいい、いい仕事しています。
仁の花魁からは、GOOD LUCKの整備士から、このキャラは想像つかなかった。
黒田と大垣の話が平行してやがて交差する。今後はこの二つの
目線での話の進展があるのだろう。

死体の当人確認のシーンがあるが、顔が潰れている場合は
歯型とかDNAとか科学的な確認をしておくのが普通ではない
のかな?ま、医者がグルになっていればその辺は偽装可能と
言う事でスルーしておこう。

栄養ドリンク、ブライトエナジーに対する課長の反応はその
直前のブライトンジャパン社のアトロン薬害訴訟につながる
のだか、ビデオで止めて見ないとこの流れは分からないだろう。
でも、そんな小技を入れてあるというのは緻密な作りともいえる。
(このアトロン薬害が大きな伏線になっているとは・・・4回まで見て
この一連の事件がこの薬害に端を発する事がおぼろげに見えてくる)
(その上この課長もどうやらアトロン薬害に関係があり、事件にも絡んでいるという
最初の伏線がここだった・・、でもなんだか、黒田はつまらない・・私は二枚目を気取っている人にあまり魅力を感じない性格なのだろう)

瞬間的にしか写らない。狙撃銃レミントン700ポリススナイパーとか
装備はきちんと考証してあるようだ。PCも職場にありそうな機種になって
いる。でもアメリカのエキストラはちょっと緊張感にかける印象。
演技がアメリカのドラマのエキストラと違う。学芸会程度

始まったばかりだけど、気になる登場人物が最後にでて
今後の展開を楽しめそうな雰囲気がある。
大垣がいる、佃署の 「見極めろ 撃つ時 撃つ場所 撃つ相手」
という標語はクスッと笑える。こういうドラマのメインではない
所に仕込んでくれるスタッフがいると楽しめる。

「LADY~最後の犯罪プロファイラー」
北川景子はモップガールの頃から好きな女優さんだ。
ブザービートも楽しんだ。
面白い個性をもったプロの集団、でも警察組織の中では
認められていない。オタク系のそれぞれに特技を持つ心理分析官が
個性的で面白い。まとめる上司が女性というのもいい。
周りを埋めるキャストが技ありの個性的な人が多い。
あまり真面目すぎない雰囲気がいい。

DAIGOがちゃんと演技できるという発見があった。
お馬鹿キャラを演じていたという事が確認できた。やるね。

ただ、最初は不気味でモンスターあつかいの犯人が最終的にはきちんと
犯行の動機となぜそうなったかという説明がある。しかし、何故竹中直人が演じる刑事を殺したのかの根拠が薄弱。
連続殺人と、この捜査官殺しはまったく異質であり同一犯での発生は
無理なのではないか?

第一に殺人の為の情報入手が犯人には簡単にできない。連続犯行の場合
情報入手経路がきちんと説明されているが、刑事の自宅や家族構成に関する情報を犯人は知ることはでないのではないか。刑事の行動パターンを知ることもなく待ち伏せはできないと思う。犯人なりの正義を否定されたから捜査官を殺す、それでは攻撃的な性格であり肉体的にも大きく強い。犯行方法も体力に自信がある人の方法ではないか。確かに後から襲ってはいるがちょっとかみ合わない気がする。

そう考えると連続犯行側の1件も一週間も自宅で監禁されれば、会社や近所、親戚からの連絡がとれない事にかんしてそれなりのアクションがあるので、犯行自体が成立しない可能性がたかい。

また、刑事が犯行の責任をプロファイラーに押し付ける、という不自然さや
犯罪の発生を警察のせいと考える社会人は少ない。その辺の見方は
何か固定観念があるのだろうか?それほど世間は警察に注目もしていないし期待もしていない。交通違反で切符を切られた経験者は警察はいやな
存在でしかない。

捜査会議会場に機器がラックに積まれているが、映像や音響機器で
ありサーバーとかコンピュータではない。何のためにこの機器を
並べたのか意味不明。

という矛盾点や強引な点、ご都合主義を気にしないでみれば、
そこそこは楽しめるかな?

二回目もすでに録画ずみ

 

 


 


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