来るべき明日が来ない事もある [風景]
3月12日は節分草を撮りにいく日だった。その週末には一人暮らしのお袋の住む熊本へ帰る予定だった。そして明日は来なかった。地震と津波とチェルノブイリと同じレベル7の放射能事故が起きた。
仙台にマンションを買っていた同僚が家をなくした。そんな明日が来るとは誰も思っていなかった。
何があるかわからない。会える時にお袋に会っておこうとバタバタと九州へ向かった。
田舎は春の始まりだった。少し肌寒い風が吹いていたが、春は春だった。
年とともに小さくなる母だったが、相変わらず気丈だった。
住吉灯台へ行ってみた。住吉神社の桜が咲いていた。もうこちらでは桜は終わり始めている。
有明の海は相変わらず遠浅の海だった。諫早の埋め立てがなければ豊穣の海のままだっただろう。
阿蘇の朝も静かな朝だった。ふるさとはやはり暖かい。そのふるさとをなくした人たちがいる。その痛みはどれほどだろう。
東日本大震災で犠牲になった方のご冥福をお祈りします。安らかに眠ってください。
2011-04-12 21:58
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コメント(2)
ホントに明日は何があるかわからないってことを思い知らされましたよね。
阪神大震災のときも親兄弟を心配したけど今回は実際にあの揺れを体験したので実感が大きかったのも確かです。
お母様、お元気な様子。良かったです。
by kumimin (2011-04-17 13:13)
kumiminさん
なんだか落ち着かない日々ですね、あの日に戻れたらとか思います・・・
が、もう震災前とは違いますね。
とりあえず、身の安全と家族の安全第一ですごしましょう。
お袋もずっと元気でいてくれたらと思います。
by saco (2011-04-21 23:07)